エモーショナルイーティング!?

♦健康Blog♦

「嫌なことがあった日は、コンビニでスイーツを爆買い!」
「暇で気づいたらポテトチップス一袋を平らげていた…」
そんな経験はありませんか?

これは「エモーショナルイーティング」という、体ではなく、感情が欲する食事のことです。心が満たされるためにする食事は、ストレス社会である現代には、ある意味必要なことかもしれません。

ですが、感情からくる「食べたい!」の波があまりにも高頻度だと、簡単に食べ過ぎになり、肥満の原因になってしまいます。

「お腹がいっぱいなのに何かが食べたい」「すぐに口寂しくなっちゃう」という方のために、そう感じてしまう原因と、対策についてお話しします。

【「エモーショナルイーティング」って?】

エモーショナルイーティング」とは、肉体が栄養を欲して湧く食欲ではなく、感情が喜びを欲して湧き起こる、衝動的な食行動のことを言います。

「頑張った自分へのご褒美!スイーツを爆食い!」
「暇で気づいたら、何かしらスナック菓子をつまんでいる…」
「ストレスで菓子パンを大量に食べちゃう(または、全く何も食べられなくなる)」

上記はエモーショナルイーティングの一例です。ストレスなどの感情が食事に影響しているのがわかりますね。人間は歩いたり考え事をしたり、活動をして血糖値が下がった時に、「お腹がすいた」と感じる仕組みになっていますが、エモーショナルイーティングは、血糖値とは関係なく、感情が食欲を引き起こします。感情ですからもちろん個人差があります。過食になったり、拒食になったり、人それぞれです。

エモーショナルイーティングは決して悪いことではなく、心の平穏を保つために食事を利用しているだけなのです。「今日も食べちゃった」と後悔する方も多いと思いますが、悲観的にならなくても大丈夫です。

【エモーショナルイーティングはどんな時に起こるの?】

ドラマなどで「恋人に振られた!やけ食いしてやる!」といったシーンを見たことはありませんか?エモーショナルイーティングは、ストレスがかかった時、起こりやすいとされています。

ストレスが溜まると、「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。このコルチゾールは、タンパク質や炭水化物、脂肪代謝の調節をする大切なホルモンなのですが、ストレスが溜まると大量に分泌されることから、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。

コルチゾールが過剰になると、甘いものや揚げ物など、ジャンクな食べ物が食べたくなります。ジャンクな食べ物には、「脳内麻薬」とも呼ばれ、快楽の感情に影響する「ドーパミン」や「エンドルフィン」というホルモンを分泌させる働きがあります。人間の体は無意識に、心身のバランスを保とうとしている、というわけです。

食べることでストレスが発散できるなら手軽で良いじゃない、と思うかもしれませんが、あまり楽観視できない理由があります。

ストレス解消は食べること!という方も多いでしょう。ですが、コルチゾールが過剰に分泌されると、うつ病や糖尿病を発症するリスクが高まります。また、食事から摂るエネルギーは足りているのに、さらに食べる、ということは、肉体にとっては栄養過多になりますので、肥満に繋がります。

ドーパミンやエンドルフィンでコルチゾールを抑え込む効果は一時的です。エモーショナルイーティングが習慣化すると、栄養が偏り、足りない栄養を補おうとして過食が進んでしまうこともあります。

さらに、エモーショナルイーティングの後、「我慢できずに食べちゃう私はダメな人」という罪悪感が、更なるストレスを生むという負のループが起こりやすくなってしまうのです。

【エモーショナルイーティングを防ぐために】

前述したように、エモーショナルイーティング自体は決して悪いことではありません。ストレスの多い現代社会であれば誰しもが行う行為です。ですが習慣化してしまうと、食欲を自分でコントロールできない状態になるため、様々な問題を引き起こしかねない、という懸念点があります。

自分のことを嫌いにならないためにも、自分に合う対策を見つけましょう。いくつかお伝えしますので、お悩みの方は参考にしてみてくださいね。

対策①:【短期的】30分間他のことをする

エモーショナルイーティングは突発的欲求であることがほとんどです。まず30分だけ他のことで時間を潰しましょう。

ここでのポイントは、「30分間じっと我慢するのではなく、食事以外の集中できる何かをする」ということです。例えば、動画を見たり、筋トレをしたり、読書をしたり、散歩に出かけてみたり…
とにかく、「食事以外のことに目を向ける」ことが大切です。

30分経っても食べたかったら、それは体が栄養を欲しがっている自然欲求と言えるので、食べても大丈夫。今起こっている食欲が、突発的欲求なのか自然欲求なのか、見定める時間を設けましょう。

対策②:【中期的】食べたものを記録する

レコーディングダイエットが一時期ブームになりましたので、「やったことがある」もしくは「やっている」という方も多いと思います。

食べたものを記録することは、自分の食生活に関心を持つことにつながります。記録することで、「野菜が足りないな」「最近揚げ物が多いな」など、客観視することができ、栄養バランスを自分でチェックできるようになっていきます。

これは偏食を防ぐことにつながります。記録することが習慣化すると、食べる前に一旦考えたり、踏みとどまったりできるようになっていきます。

対策③:【長期的】EQを高める

EQって何だ?と思いますよね。
EQとは「心の知能指数」のことです。

エモーショナルイーティングは感情からくるものなので、理論上、感情の起伏が激しい人ほど食欲が起こる機会が増えます。逆を言えば、心穏やかになれば、エモーショナルイーティングの機会が減ります。

つまり、感情のコントロールができる人ほど、エモーショナルイーティングの機会が減る、という考え方です。

EQは感情のコントロールができるかどうかを示す指数です。
数値が高いほど、自分の感情をコントロールできると言われています。

EQが高い人には下記のような共通点があるといいます。
・自分の気持ちを理解している
・他人に興味を持つ、心を知る
・変化を楽しむ
・よく眠る
・Noを上手に言える
・ネガティブな感情を引きずらない
・完璧を目指さず、今あるものに感謝する

上記の他にもたくさんありますが、どれも「無理をせず、自分の感情を理解し、またそれを受け入れている」という点で共通しています。

急にEQを高めることは難しいですが、日々起こることの受け止め方や考え方を、意識して変えてみることで、少しずつ自分の心も変化していきます。

まとめ

エモーショナルイーティングにお悩みの方はとても多く、それに伴って「我慢できない自分が悪い」と自己嫌悪に陥っている人も多いのが現状です。
ですが、決してあなたは悪くないこと、エモーショナルイーティング自体も悪者ではないことをお伝えしたいと思います。

まずは、自分自身を客観的に見つめ、受け入れる時間を作ってください。
ありのままの自分を愛し、心も体も健康になりましょう。

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