自分では気づけない「口臭」。口臭って、自分のでも他人のでも、たしかに気になります。でも口臭を気にする人でも、その原因となると案外知らないもの。 口臭の多くの原因といわれるものが何か、知っていますか? じつは口臭は、歯や歯肉の健康状態と大きなかかわりがあります。それだけに口臭が気になるという人はもちろん、自分では気がついていない人も、オーラルケアの大切さを知っておきましょう。
口臭の原因とは?

基本的には、だれにでも自然の口の臭いがあるということ。口のなかは湿気があって温度も高いため、食べカスなどがたまると雑菌がはびこり、臭いを発しやすい環境になっています。
唾液の抗菌作用によって、口臭もおさえられています。起床時や空腹時には唾液の分泌量が減るため、いつもより口臭が強く感じられます。下を出して鏡で見てみましょう。白い堆積物が広く舌の上に広がっていますか?
歯周病ではない方で口臭がある方の大半は、この「舌苔(ぜったい)」が溜まっていることがほとんどです。自浄・抗菌作用のある唾液の分泌量に大きく左右されます。
ベロの表面には「舌乳頭」とよばれる細かい突起が無数にあります。この突起と突起の間が細菌の住処になっていて、その中には細菌の餌となる食べカスや古くなった口の粘膜が入り込み、これらがこびりついて出来たものが「舌苔」です。
ほかに考えられる問題として、虫歯や歯周病も考えられます。
虫歯菌や歯周病菌が虫歯の穴の中にたまると細菌が繁殖して臭いがきつくなり、さらに虫歯が進行すると、タンパク質で出来ている歯の神経まで到達します。
このときタンパク質が腐敗して口臭の原因になります。慢性的な口臭の原因の9割は虫歯と歯周病といわれるほど。つまり口臭を気にするなら、虫歯と歯周病を防ぐためのオーラルケアこそがもっとも重要なのです。
解決策はやはり歯磨きと舌掃除

虫歯の予防には、当然のことですが歯磨きが基本になります。
朝・昼・晩の食事のあとに歯磨きをするのが原則ですが、仕事などで日中はできない人でも、朝晩はかならず歯磨きをしましょう。また、歯ブラシだけで取り除ける歯垢は全体の約60%ほどです。
歯周病や虫歯をしっかり予防するためには、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを使用してしっかり掃除することです。
睡眠中には唾液の分泌量が減るため、細菌が繁殖しやすくなります。ですから寝る前の歯磨きはしっかりとしておくことが大切です。そして、歯科での定期検診を受けることが大切です。磨き方がよくわからないという人は、歯科で指導してもらいましょう。
舌苔のお掃除
舌苔が多くついている起床直後に舌ブラシや柔らかい歯ブラシを使って歯の清掃を行うのがポイントです。
舌苔が多くなると口臭や舌の痛み、味覚障害の原因になることがあります。舌用の歯ブラシや用具があります。それを使用するかあるいは軟毛の歯ブラシを使って舌苔を落とします。
舌は歯と違って柔らかい組織なので、1日に何回も磨いたり、力を入れて強く磨くと、味を感じる味蕾を傷つけてしまいます。優しい力で、奥から手前へ汚れをかきだすように磨きます。特に舌苔がついていない人は、舌を清掃する必要はありません。
歯周病
歯周ポケットにプラークがたまると、細菌によって歯肉が炎症を起こしやすくなります。すると細菌の増殖でガスが発生し、それだけでも口臭の原因となります。
この状態を放置していると悪化して、出血したり、膿(ウミ)がたまって悪臭を放つことになりかねません。歯周病は、最初ころ虫歯のような痛みはありません。
気づかずにひどくなるまで放っておく人が多く、よけいに口臭の原因にもなりやすいのです。歯磨きなどではなかなか口臭がとれない場合には、歯周病を疑ってみる必要があります。
まとめ
私たちは毎日食事をして、口の中は常に働きっぱなしです。常に動いているので、無臭でいることはありえません。日々の口臭ケアや歯科での定期検診でのメンテナンス、規則正しい生活を心がけることが大切かもしれませんね。

